■[短報]ユーラシア横断完結
□送信・イギリスバジルドン
□送信日 2005年3月9日
熱きベルギーの友人宅を出発し、寒々とした北風の中北上。オランダの南端を走った。
今年は暖冬かと思っていたが、こちらではまれにみる寒波続きで、なごり雪が降りしきった。べちゃ雪は最悪で惨めな気持ちになる。歩道は走れないくらい積もってしまった。 それでもあのドイツの雪を思えばまし、そう自分に言い聞かせて堪えた。
ベルギーに戻り、すてきな町ブルッヘを通過してフランスのカレーへ。
天気は目間ぐるく変わった。朝、珍しく快晴だと喜んでも午後には曇り、雨まで降るのだった。 この一帯の難点は森が少ないことだった。つまり野宿に適した場所を探すのに苦労させられた。いつも日が暮れるのを待ち、こっそりとテントを張るのだった。
カレーからフェリーに乗り、イギリスのドーバーへ。
船でたったの一時間半。対岸が見えるくらいの距離なのだ。 まず驚いたのはフランスで乗船前にイギリスの入国手続きを受けたこと。不意打ちされた気分で上手に受け答えできなかった。
ちなみにフランスの出国手続きは全くなかった。スタンプくらいもらいたかったのだが。
イギリスに入って急に英語が通じなくなった。もちろん「私の英語」が通じなくなったという意味で。ネイティブの発音は全く違うと言うくらい違う。アイトォー、アイトォーと言われてきょとんとしていたら国道の番号、A2だった。
イギリスの道は細い。やっぱり島国なのだ。妙に日本に似ているところを色々見つけては、なるほどと感心させられた。それは時として近親憎悪的で、イギリスをまねしたから日本はこんなになってしまったんだ、という感覚だ。
東京のようなゴミゴミした道をすり抜け、2005年3月8日、私はロンドンに到着した。札幌から距離にして45200kmを数えていた。 途中グリニッジ天文台跡へ行き、子午線ゼロ度を通過する。時差にて9時間、それを自転車で走りきったわけだ。さらにビックベンを拝み、倫敦塔、タワーブリッジをこの目で確認した。
間違いない、ここはロンドンだ!
アイルランドまで走る予定だったが、時間の都合でそれはまたいつかの楽しみに取ってお くことにした。つまりここロンドンをユーラシアのゴールとして、次は北米に飛ぶ。アメリカ三ヶ月一本勝負である。 現在ロンドン近郊の友人宅にホームステイさせてもらっているが、来週14日には機上の人となる。
さらに気が早いですが、札幌ゴールの日程が決まったのでお知らせします。
9月16日、サハリンより稚内に帰国。
そしてJapan Cycling Navigator主催のNICE Ride Hokkaidoという「自転車を通して国際交流を進めよう」と言うサイクリングイベントに合流します 。
このイベントは17日(18?)に稚内を出発し、24日に札幌にゴールするもので、サイクリングと国際交流に関心があれば誰でも気軽に参加できます。のんびりとした日程になる予定 なのでサイクリングの初心者でも問題ありません。
期間中、何度か私の旅を紹介するスライドショーもしたいと思っていますのでどしどしご参加ください。
私はキャンプすると思いますが、宿に宿泊での参加もできるようにする予定です。
詳細は決定次第またお知らせします。