|
■タイトル 中国いろいろ □文章作成 中国湖南省常徳市 □作成日時 2003年1月2日 ▼中国トイレ事情 中国のトイレは汚い。これは事実だ。しかし壁がないと聞いたとき、まさかと思った。 しかし現実には田舎の村には壁のないトイレがまだまだいくらでもあった。もちろん一応外からは見えないようになっているし男女も別になっている。ところが「男」の中では一切壁がない。ただ溝が数本切ってあり、仲良く並んで用を足す羽目になる。 信じられないことでも地元の人にとって見れば当たり前。特に恥ずかしいという意識もないらしい。ならば郷に従おう。 すると意外にもすぐに慣れてしまったから不思議だ。これには我ながら驚いた。中国人と並んで尻をまくっている私。ここまで来れば芯までこの国に浸ったと言っても良いんじゃないだろうか。 ちなみに今紹介した屋外の屋根無し便所に限らず屋内の便所でも壁がないことがあった。不思議ときちんと便器があるような場合の方が気恥ずかしい。そして中途半端に前の人の残した物があると、なおきたならしい。山ほど積まさって紙が散乱しているとあきらめがつくせいだろうか。人間の心理とは不思議な物だ。 最後に国際的な観光地のトイレだが、そこそこまともだった。しかしそれでもきれいとまでは決して言えなかった。壁はもちろん存在している。でも胸くらいの高さの場合が多かった。これだけでも普通の日本人には衝撃なんじゃないだろうか。 しかし考えてみると壁に四方を囲まれるなんて窮屈で閉鎖的すぎる。野グソの開放感とまで言わなくてもある程度広々していた方が出る物も出やすいというものだ。 えっ?ちょっと中国に染まり過ぎ? ▼道を探して 一体どうやって迷子にならずに旅するのかと、よく聞かれる。基本的には地図を見て走っている。単にそれだけだ。 しかし確かに中国の場合、地図は縮尺が小さいし内容もいい加減だ。それに道路標識とて当てにはできない。だから常に正しい道を走っているか神経をとがらせる必要がある。 主要テクニックは二つ。まず常に方位磁石で走行方向を確認する。間違った方向に進んでないか確認できれば安心感が違う。コンパスはこの国を旅する上での必需品と言ってもいい。 もう一つはバスの行き先パネルを見ること。これは非効率なようだが一番確実な確認方法だ。ドライバーは道路のことを一番よく知っている。工事で迂回路があるような場合でも常に最善の道を示してくれる。 そしてもちろん迷ったら土地の人に道を聞く。ただし地図は慣れた人相手でないと混乱が増すだけだからノートに地名を書き写し、それを見せるのがいい。それを何人かに聞いて同じ答えが出れば信じても良いだろう。 ただ、いまだに戸惑う場合がある。それは巨大都市を抜け出すときだ。こればかりは事前に情報を集めておかないと手に負えなくなる事が多い。人に聞いてもわからないことが多いからだ。それから黄河口の時みたいに地図が違っているのも困る。 まあ迷ったら迷ったでなんとかなるんだけど。 ▼簡体字 現在中国で使われている漢字は簡体字と呼ばれる書体でかなり簡略化されている。少しづつこの書体に慣れてきているが、それでも時々「なんだあの字だったのか、」と驚くことがある。 横三本に縦一本。電信柱のようなこの漢字、よく見かけるのにの意味がわからなかった。しかしある時辞書を引いてみたら何のことはない、「豊」という字だった。どうやら旧字体の「豐」の部分から引用したらしい。 「糸」に似ているけどちょっと違う形の字も地名に多い。なんか落ち着きの悪い字だと思っていたが、「郷」だった。確かに郷の字の辺と同じだ。地名に多いはずだ。 「林」の下に「夕」という字もある。この字は「夢」だった。 「ウ冠」に「兵」これは「賓」。 「化」の下に「十」。これは「華」だ。これらはどうやら音から簡略化したらしい。 「さんずい」に「又」。これは「漢」。 「又」に「欠」。これは「歓」。 「又」に「鳥」。これは「鶏」である。規則性もなく一様に「又」にされてしまうからたちが悪い。 「衣」の様なのに「なべぶた」でなく、「ウ冠」の字もある。これは「農」という字だ。だんだんややこしくなってきた。 「口」辺に「乞」。日本でも吃音という意味で使われている字がこちらでは食べる事を意味している。調べてみたら「喫」の簡体字だった。 「にすい」に「中」。これはなんと「衝」だそうだ。想像もつかない。「龍」という字も不思議な形に略されているのだが説明のしようがない。 最後に「几」は「幾」だ。だから「機」は「机」になる。飛行機が飛ぶ机になるのは有名な話。 まあ日本の漢字も簡略化されているわけだから程度問題かもしれない。でもそれでもちょっと略し過ぎじゃないかと思うときも多い。文字は生き物だから難しいことだけど。 ▼中国のコンピュータ 私は今この文章を日本製のPDA(NEC Mobile gear)で書いている。旧式の白黒表示だが単三2本で長持ちするのが最大の利点。もちろん日本語も快適に入力できる。 ところが問題はここで作った文章をいかにしてインターネットのメールに乗せるかだ。これがかなりの難問なのだ。 日本では直接電話ボックスからISPプロバイダに接続して送っていたが、もちろんその手は使えない。 幸い中国には安価なインターネットショップが多数あるので、そこから送りたい。 いつものパターンはデータをコンパクトフラッシュ(CF)にコピーし、USBのCFリーダをPCに差す方法だ。しかしこれにはパソコンのOSが新しいという条件がつく。というのもWindows98でも古いタイプ(1st edition)では対応されてないからだ。つまりwindows98(2nd edition)を見つける必要がある。 なんとか見つかったとしよう、次にドライバのダウンロード、そしてリスタートが欠かせない。この時自動レストアのソフトが入っているようなPCでは元のもくあみ。せっかくインストールしても消されてしまう。 さて西安でここまでの作業に成功し、やっとデータのコピーができると喜んだ私。PCの背面に手を回して驚いた。USBポートが存在していなかった。 今時USBの無いパソコンがあるとは驚きだった。ええい、苦肉の策だ、シリアルケーブルでテキストデータだけでも送ってしまおう。そう思ったが、そこには見慣れたD-sub9のコネクタも無かった。要はDOS/Vでは無いらしい。 結局最後の手段として私がやったのは真新しいパソコンショップに一式持ち込み、CD-Rに焼き込んでもらうことだった。幸い話の分かる店員さんがいて、店頭のPCを使ってこっそり焼いてくれた。 しかし問題はまだまだ続いた。なんと中国のネットショップのPCにはCDドライブすら存在してなかったのだ。唖然とする私。そんな事って、あり?一体彼らはどうやってメンテナンスをしているのだろう、そんな疑問を持ちながら店を後にした。 ちなみに町のPCショップではOSがLinux(KDE)のものが多く売られていた。CDドライブ付きのPCはネットショップでもまれにあることがわかった。 ▼中国ネット状況 中国でもインターネットは大いにはやっている。中程度の町なら必ず「ワンパ」と呼ばれるインターネットショップがあり、若者を中心に盛況だ。とは言っても大多数はゲームかチャットをしているようだが。 価格は一時間2元(30円)が相場。大都市だともう少し高いが、環境は整っている。 私はこのような店から通常Yahooを使ってメールの送受信をしている。ところがここ中国では時としてYahooにつながらないことがある。原因は不明だ。なぜかYahoo.comにはつながらず、Yahoo.co.jpにつながる時があり、またその逆もある。そして恐怖、「進入違法網站」の警告が表示されると共にエクスプローラが自動終了してしまうこともあった。調べてみたところどうやらco.jpにフィルターがかかっている様子。 従って我がearth-bikingのページも「違法網站」扱いで見ることができなかった。こりゃ、あまりにもひどい設定ではないかと思う。 なぜかわからないが、このような事は地方都市にありがちだった。大都市ではまず問題がない。ただ速度に関して言えば大都市といえどもびっくりするくらい遅いことがある。周りを見回してみるとさして遅くていらいらしている様子が無いので遅いのは中国と外国との回線らしい。試しにPing(相手の応答時間を確かめるプログラム)を打ってみたら2秒を越していた。かろうじてタイムアウトはしていない。でも使い物にはならなかった。 最後に恐怖の停電についても書かねばなるまい。メールを打ち終わり、いざ送信という段になって店中停電。こればっかりはもうどうしようもない。一度ならず何度も出くわしているから偶然とは言わせないぞ。 | TOPページ | コラム |
Powered by B.U.G., Inc. |