カレー大国・北海道 2001.10.12

北海道と言えばラーメンと思っている人が多いようだが、今北海道は空前のカレーブームに沸き立っている。ぜひ北海道へ来たらカレーを食べてほしい。

ことの発端は10年くらい前からある何軒かのスープカレー屋と言われているが、ここ5年間ほどで主にスープカレー屋と言われる店は札幌を中心に数十件を軽くこえ、特にここ数年は空前のカレーブームとして道内を吹き荒れている。
国別に見てもインド・スリランカ・タイ・インドネシアなど幅広いカレーが札幌では食べられるし、各店オリジナルの無国籍カレーも華やかだ。
道内老舗のタウン誌「YellowPage」を中心にカレー屋特集はほぼ隔月状態近い勢いで取り上げられていし、深夜のローカル番組などでもしばしばカレーが取り上げられて手いる。
特徴としては一部の老舗に加え、最近は東南アジアやインド方面を学生時代に旅した世代が続々と現地の食材を直輸入(あるいは直接買い出し)し、現地を知り尽くした視点を持ちながら店を続々と開店している点だ。当然店内インテリアも直接現地で買ってきたような物が並び、音楽もアジアンミュージックが鳴り響いている。ポロロンとエスニックな曲だと思っていたら加納沖氏のトンコリだったことすらあった。とことん突き進む彼らの心意気が伝わってくる。

私の周りにも週末になるとカレー屋巡りをする友人は数知れずおり、飲み会にしてもカレーとカレー屋の話は「誰もがついてこれる共通の話題」としての地位すら確立しているほどだ。典型的な札幌スープカレーの特徴は大きな野菜。チキン、ニンジン、ナス、ジャガイモなどが、半切りから丸のままといった大きな状態で煮込んだ上にかるく揚げて出てくる。揚げるところがポイントで、油にスパイスがとけ込み、香りをいっそう豊かにしてくれる。
スパイスは各店の企業秘密に属することで、そこには解けない秘密があり、だからこそ皆こぞってカレー屋へ通うのことになっている。
ちなみに手作りカレーも盛んで、ガラムマサラ程度のスパイスは比較的小さなスーパーでも置いてあるし、八角やコリアンダーなども欠かせないスパイスとして愛好者にとっては基本として使用されている。言うまでもなく彼らにはルーはおろかカレー粉という言葉すらない。

カレー屋は今も出店ラッシュであり、そのせいか興亡も激しい。合併する店があるかと思えば分離独立する店の数々。その樹形図すら書けそうな状態がまたファン心理をくすぐる。従ってその評価もシビアで、オーナーが変わってから味が落ちたとか、本店はうまいが、支店はだめとか、挙げ句の果てには顔の丸い人が作っている時はおいしいなどといった情報まで一人歩きしている始末だ。
ちなみに定評のある札幌のカレー屋で行ったことのある店だけ紹介しよう。
ピカンテ、アジアンスパイス、デリー、マジックスパイス、一灯庵。


さらに今年の2月には「北海道カレー会議」なるものも発足した。北海道のすばらしい食材をベースにカレー大国・北海道を全国、そして世界へ向け発信しようとしているそうだ。
この会のキャッチフレーズがなかなか面白いので最後に紹介しよう。
さすがにくどい感も否めないが、例のごとくBoys,be ambitiousのクラーク博士にHokkaido Curries be ambitiousと語らせた上で
『諸君、カレーで北の大地をもっとピリッとさせようじゃないか。』
と煽っている。詳しくは下記まで
http://www5a.biglobe.ne.jp/~g-planet/curry/

ではあなたも北の大地でピリッとね。

以上「カレー大国・北海道」でした。

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